ご相談の入口
初めてシステム開発を外注するとき何を決めるか
システム開発を社外に発注したことがない会社向けに、最初の打ち合わせで何を話すか、社内で決めていただくこと、打ち合わせで出てくる言葉、費用が何で変わるかをまとめました。静岡市のコスモステクノ静岡が普段お伝えしている内容です。
何も決まっていない状態で相談してよいですか
構いません。何を作るかが決まっていなくても、困っていることをお聞かせいただければ、そこから整理していきます。
実際にご相談の入口になるのは、たとえばこういうお話です。
- 受注をFAXで受けていて、担当の方が基幹システムに手で入れ直している
- 在庫の数がExcelと現場で合わない
- 日報が紙で、月末の集計に毎回2日かかっている
- 長く使っているシステムを直せる人が社内にいなくなった
「システムを入れたい」ではなく「この作業に時間がかかっている」から始めていただいて差し支えありません。
最初の打ち合わせでは何を話しますか
いまの手順をうかがいます。誰が、どの紙を見て、何に入力しているか。
あるとお話が早いもの
- いま使っている帳票の実物(注文票、日報、納品書など。何枚かで足ります)
- 月あたりの件数
- その作業をされている方
- いまお使いのシステムの名前
- いつまでに動かしたいか
何も用意できなくても打ち合わせはできます。 画面を見せていただくだけでも分かることがあります。
社内で決めていただきたいことが3つあります
作るものより先に、この3つが決まっていると案件が止まりません。
| 決めること | なぜ必要か |
|---|---|
| 窓口になる方 | 質問の行き先が決まります。1人で構いません |
| 現場から出していただく担当 | 実際にその作業をされている方でないと、手順が拾えません |
| 最後に決める方 | 画面や運用の決めごとが出たときに、その場で決められます |
逆に、決めていただかなくてよいこともあります。使う技術、サーバーの置き場所、画面の作り。こちらから案を出して、選んでいただく形にします。
費用は何で変わりますか
ご要望の範囲によって変わるため、お話をうかがった上で個別にお見積りします。変わる要因は次のとおりです。
- 画面の数と帳票の数
- 月あたりの処理件数(同じ機能でも件数で作りが変わります)
- つなぐ相手の数(基幹システム、複合機、取引先とのデータのやりとり)
- 移すデータの量と、いまのデータの揃い方
- いつまでに動かす必要があるか
- 稼働したあと、どこまで当社で見るか
これが多いほど増えます。先に範囲を小さく切れば、そのぶん小さく始められます。
打ち合わせで出てくる言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 要件定義 | 何を作るかを決めて文書にする工程。ここでの取り決めがあとの作業の元になります |
| 基本設計 | 画面・帳票・データの持ち方を決める工程。使う側から見える部分です |
| 詳細設計 | 中の作りを決める工程。使う側からは見えない部分です |
| 結合テスト | 作った機能をつないで動かす確認 |
| 受入テスト | 実際の業務のやり方で確認していただく工程。ここは社内の方にお願いします |
| マスタ | 品目、取引先、担当者など、繰り返し使う元データ |
| 請負 | 作る範囲を決めて、成果物を納める契約の形 |
| 準委任 | 期間と関わる人数を決めて、作業を進める契約の形 |
| 保守 | 稼働したあとの問い合わせ対応、不具合の直し、小さな追加 |
| オンプレ | 自社の中にサーバーを置く形。クラウドに置く形と対になる言葉です |
| API | システムどうしがデータを受け渡すための、決まった窓口 |
| EDI | 取引先と注文や納品のデータを直接やりとりする仕組み |
打ち合わせで分からない言葉が出たときは、その場で聞いていただいて構いません。言い換えて説明します。
途中で止めることはできますか
できます。
- 現状を整理する打ち合わせのあと、いったん社内でご検討いただいて構いません
- 期間を区切って、様子を見ながら進めることもできます
- 他社と比べていただいて構いません
小さく始めることもできます
いちばん時間がかかっている作業を1つ選び、その1画面・1帳票だけを先に作る形にできます。全部を決めていただく必要はありません。
どんな体制で担当しますか
社員32名(2026年7月現在)の会社です。案件ごとに担当を決め、業務のお話をうかがう段階から設計・開発・稼働後の保守までを、同じ担当が続けて対応します。
個人情報を扱う仕組みの場合は、プライバシーマーク(登録番号 10824258(05))の取り扱いに沿って、扱う情報の範囲と保管方法を着手前の打ち合わせで取り決めます。
最初にお受けする1本
まずお話をうかがう打ち合わせ。そのあと、効きそうな1画面・1帳票だけを作る
契約の形は 請負になります。ここで終えていただいても構いません。
この状況で承っているもの
機械メンテナンス業の業務効率化システム開発
紙とExcelを行き来している点検・作業報告書の作成から、案件の段取り、見積・原価、現場のAI支援までを、段階的に作る前提でご提案します。
よくいただく質問
- 社内にシステムに詳しい人がいませんが、頼めますか。
- 頼めます。いまの業務のやり方をご存じの方にお話をうかがえれば進められます。使う技術やサーバーの置き場所は、こちらから案を出します。
- 打ち合わせはオンラインでもできますか。
- できます。ご訪問とオンラインのどちらでも対応します。静岡県内であればお伺いします。
- お見積りを見てからお断りすることはできますか。
- できます。内容をご覧になってから社内でご検討ください。お断りいただいた場合に費用は発生しません。
