
業種別にできること|運送・物流
運送・物流業でできること
運送・物流業で、入荷から出荷までの倉庫作業と、配車・運行のどこをシステムにできるかをまとめています。在庫と現物を合わせるところから、実車率や積載率を見えるようにすること、配車の数理最適化までを段階に分けて書いています。
業種別の内容は、当社の実績ではありません。当社が対応できる範囲から書いた見通しです。実際にお手伝いした案件は導入事例に、客先の許諾が取れたものから出します。
倉庫では、帳簿の数と棚の数が少しずつずれていく。気づくのは棚卸しのときで、どこでずれたかはもう追えない。
配車は担当の方が毎朝ホワイトボードで組んでいる。担当の方が休むと、誰も同じようには組めない。実車率が何%なのかは、聞かれても即答できない。
よくうかがう困りごと
- 倉庫の在庫が合わず、出荷の指示を紙で配っている
- 配車が特定の方の頭の中にある。 担当の方が休んだ日は配車が回らない
- 実車率・積載率・空車距離といった数字が、締めたあとにしか出ない
倉庫の中の困りごとと、困りごとの直し方は倉庫と出荷の管理システムの開発・改修に書いています。
まず、在庫と実績が残る形にします
在庫が合っていないと、在庫をもとに何を計算しても使われません。 数字が信用されないからです。
最初に手を付けるのは在庫と出荷です。配車の話は、在庫と出荷の記録が残り始めてからにします。在庫と出荷から始める理由と、ハンディ端末の扱いは倉庫と出荷の管理システムの開発・改修に書いています。
数字で見えるようにする
記録が溜まると、締めを待たずに数字が出せます。
- 実車率と積載率 — 便ごと・車両ごと・荷主ごと
- 空車距離 — どの経路で空で走っているか
- 作業時間 — 入荷から格納、ピッキングから出荷までに何分かかっているか
- 拠点別の滞留 — どこで何が止まっているか
毎日見る数字は1つか2つに絞ります。 並べる数字を増やすと、結局どれも見られなくなります。
配車と運行
在庫と出荷の記録が残り始めてから取りかかる話です。
- 配車の実績を残す — 誰がどの便をどう組んだかを記録する。配車は記録を残すことから始める
- 数理最適化 — 荷量・車両・時間枠・積載制限を式にして、組み合わせを計算する
ただし、荷主との関係やドライバーの事情など、式にしにくい条件が必ず残ります。 全部を機械に決めさせるのではなく、組んだ配車を速く直せる形にします。当日の追加や欠車が出たときに、どこに影響するかが画面で分かれば、電話で確認して回る時間が減ります。
どこまで式にできるかは、実際の条件をうかがってから判断します。 先に「できます」とはお答えしません。
対応していないこと
- ハンディ端末・バーコードプリンタ・ラベラーなど機器の販売や設置
- 自動倉庫・ソーター・コンベアなど機器本体の制御(データの受け渡しはお受けします)
- 運送会社の送り状発行ソフトそのものの置き換え
- デジタコ・ドラレコとの連携(機器メーカーの仕様を見てから判断します。経験はありません)
- 車両の動きを模したシミュレーション(離散事象のモデルを組む案件は経験がありません)
何から始めますか
現場を1日見せていただくところからです。
- 現場を見せていただく倉庫の動きと、配車を組んでいる様子を拝見します
- ずれる場所と配車の決め方を書き出すどの数字がどこで食い違い、配車を何を見て決めているかを整理します
- 在庫と出荷から作る配車は、在庫と出荷の記録が残り始めてから取りかかります
- 数字を出す実車率や作業時間を、締めを待たずに見られるようにします
2番で止めることもできます。 書き出した内容をお渡しして、続けるかどうかは社内で決めていただけます。
運送・物流に関わるサービス
注文書OCR自動入力システムの開発
取引先ごとに書式の違うPDF・紙の注文書を読み取り、基幹システムへの入力を自動化します。読み取りに自信がない箇所だけ人が直す作りにできます。
倉庫と出荷の管理システムの開発・改修
入荷から出荷までの管理システムを作ります。新規だけでなく、いま動いているWMSの改修・機能追加・引き継ぎもお受けします。
シフト表の自動作成システムの開発
人数・資格・連勤・希望休などの条件から、シフト表の案を計算で出します。担当の方が画面で直して確定し、勤怠や給与のシステムへ渡します。
よくいただく質問
- 倉庫と配車のどちらから始めるとよいですか。
- 在庫が合っていない状態なら倉庫からです。在庫の数字が信用されないままでは、配車や原価を計算しても使われません。在庫が合っているなら配車から入れます。
- 配車は自動で組めますか。
- 制約を式にできる範囲なら計算できます。ただし荷主との関係やドライバーの事情など、式にしにくい条件が必ず残ります。全部を自動で決めるのではなく、組んだ配車を速く直せる形にします。
