
業種別にできること|食品製造
食品製造業でできること
食品製造業で、受注・配合・ロット・賞味期限・出荷のどこをシステムにできるかをまとめています。紙とExcelの置き換えから、歩留まりや原価を見えるようにすること、需要予測までを段階に分けて書いています。
業種別の内容は、当社の実績ではありません。当社が対応できる範囲から書いた見通しです。実際にお手伝いした案件は導入事例に、客先の許諾が取れたものから出します。
受注・配合・製造の記録が、紙の日報とExcelと別々のシステムに分かれている。
歩留まりが落ちた日があっても、原因を追うには日報と配合記録を突き合わせる必要があり、突き合わせまで手が回らない。
よくうかがう困りごと
- 受注・製造計画・在庫が別々で、同じ数字を何度も入力している
- ロットと賞味期限の管理が、担当の方の手作業と記憶に頼っている
- 出荷のたびに、納品先ごとの残日数の条件を確かめている
- 原価が締めたあとにしか分からず、作っている最中に手を打てない
- いまの生産管理システムを直せる人が、いなくなってきた
まず、データが揃っているかを見ます
いきなりAIや予測から入りません。 元になる記録が揃っていないと、何を計算しても答えが信用されないためです。
最初に見るのは次の3つです。
- 受注と出荷が、品目コードで突き合わせられる形で残っているか
- 配合と実績が、ロット単位でつながっているか
- 廃棄・手直し・歩留まりが、数として残っているか
記録が欠けている場合は、記録を取る仕組みから作ります。 現場に入力を増やさない形にします。すでに書いている日報や作業票を読み取る、計量器や包装機から出るデータを受け取る、といった方法です。
数字で見えるようにする
データが揃うと、締めを待たずに数字が見られるようになります。
- 歩留まり — 品目別・ライン別・日別。どの製品のどの工程で落ちているか
- ロット別の原価 — ロットごとにかかった原材料費と時間
- 期限切れの廃棄 — 何がどれだけ、どの理由で廃棄になったか
- 納期の遵守 — 遅れた出荷が、どの工程の遅れから来ているか
毎日見る数字を1つか2つに絞ります。 画面に並べる数字を増やすと、結局どれも見られなくなります。
予測と数理最適化に進む
見える状態になってから、はじめて先を読む話ができます。記録を取る、数字で見る、先を読む、の順でしか進められません。
- 需要予測 — 過去の出荷と、曜日・季節・気温などから翌週の数量を見込む
- 原材料の発注量 — 予測と在庫から、いつ何をどれだけ手配するか
- 製造の割り付け — どの製品をどのラインにどの順で流すか
ただし、どの順に流すかは、計画を組む方が決めます。 計画を組む方が決める理由と、組んだ計画を速く直せる画面の作りは食品製造業の生産管理システム開発に書いています。
精度を先にお約束することはしません。 お手元のデータで試して、実際にどれだけ当たるかを見てから、進めるかどうかを決めていただきます。試すところで終えることもできます。
対応していないこと
- 製造機械そのものの制御(PLC・シーケンサの改造)
- 計量器・ラベラー・金属検出機など機器の販売や設置(機器から出るデータを受け取る部分はお受けします)
- 衛生管理や品質管理そのものの指導
- 生産ラインのシミュレーション(待ち行列や離散事象のモデルを組む案件は経験がありません)
何から始めますか
いまお使いのExcelを1つ見せていただくところからです。
- いまの記録を見せていただくExcelと帳票、日報をそのまま拝見します
- 何が足りないかを整理するいまのデータで何が出せて、何が出せないかを分けます
- 1つの数字から見えるようにする毎日見る数字を1つ決めて、決めた数字を出す仕組みから作ります
- 予測を試すお手元のデータで、当たるかどうかを先に確かめます
2番目で終えることもできます。 整理した内容をお渡しして、続けるかどうかは社内で決めていただけます。
食品製造に関わるサービス
食品製造業の生産管理システム開発
受注から製造計画・原材料・在庫・出荷までをつなぐ仕組みを、現場の手順に合わせて作ります。全部を入れ替えず、手間の大きい工程だけから始められます。
シフト表の自動作成システムの開発
人数・資格・連勤・希望休などの条件から、シフト表の案を計算で出します。担当の方が画面で直して確定し、勤怠や給与のシステムへ渡します。
よくいただく質問
- 全部を一度にやらないといけませんか。
- いいえ。手間のいちばん大きい1工程からで構いません。多くの場合は受注の入力か、毎朝の製造計画です。どちらも決まった方が張り付いていて、担当の方が休むと止まる作業だからです。
- 需要予測はどれくらい当たりますか。
- 扱う品目と、過去のデータがどれだけ残っているかで変わるため、先に数字をお約束することはしません。お手元のデータで試して、実際の精度を見てから進めるかどうかを決めていただきます。
